大学で出来ること

VOL.012 松田 勝敬(情報通信工学科) [2016.04.15]

私も昔は高校生でした。その頃は親が敷いたレールに沿って,漠然と大学に進学しなければいけないと思っていました。ただ,自分が興味を持っていたコンピューターがどういう仕組みで動いているのか,大学にいくと教えてもらえるらしいなぁという思いも半分あって大学に入りました。大学3年生までは,私にとって大学のイメージは「高度な内容の勉強を教えてくれるところ」でした。皆さんも「大学行って勉強する」,「大学で勉強したことは・・・」と良く耳に・・・・・・・・・・

まちを歩く

VOL.011 不破 正仁(建築学科) [2016.03.31]

仙台に来て、1年が過ぎようとしています。まさにあっという間の1年でした。 長い学生生活を送るうちに、ある時から、大学の教員になることが目標となりました。幸運にも東北工業大学の建築学科に勤めることで、その目標を達成することができました。どれくらいラッキーなことなのかは、この記事に示すとおりです。いまは、学生に楽しく有意義な学びを提供できるか、地域の方々との出会いをいかに楽しむか、そして、これらをいかに研究活動に結び付けるのか、この3点に注力しています。とはいえ、講義の準備や、研究のとりまとめ、ふとしたことから始まった小さなプロジェクトの作業に追われているうちに、1年が過ぎてしまいました。つまり、・・・・・・・・・・

大切なこと

VOL.010 多田 美香(共通教育センター) [2016.03.15]

私が大切にしていること,それは「つながる」ことです。「つなげる」のではなく「つながる」こと。必然的な相手とは,自然につながっていく。ヒトとのつながりだけではなく経験と経験がつながっていくことで,点在していたものが立体的になり,奥行のある経験に膨らませることができる,人生に無駄はない,そう信じています。回り道をしても,すこし立ち止まっても,その間に思いがけない出会いがあるかもしれない。出会えるチャンスを活かすことができれば,ヒトとのつながりは広がり,経験値も増えていきます。 そうはいっても,慌ただしく過ごしていると,目の前のノルマをこなすことで精一杯で周囲が見えなくなるものです。ちょうど2年前,研究が進まずひとりよがりになっていた頃,思い切ってクック先生の英会話講座に参加してみました。ご多忙な先生方との・・・・・・・・・・

大学教員の「新人」時代を振り返る

VOL.009 中島 夏子(教職課程センター) [2016.02.29]

こんにちは。教職課程センターの中島夏子です。私は「教育制度」や「教育課程」などの教職科目と、教育実習に向けた指導などを担当しています。教職課程を通して、教員になってもらいたいというのが第一ですが、そうでなくても、学生達が人として成長する機会となればいいなぁと思い、日々、仕事をしています。私は教育学を専門としていて、大学院では教授学習に関するコースで学んでいました。しかも、助手として働いていた前職では、「ファカルティ・ディベロップメント」という、大学教員の教育能力の向上のためのプロジェクトに関わっていました。となると、「教えるの上手なんだね。」と期待されることが多くあります。しかし実際には、・・・・・・・・・・

グラフィックデザイン少考

VOL.008 篠原 良太(クリエイティブデザイン学科) [2016.02.17]

クリエイティブデザイン学科の篠原です。せっかくリレーエッセイを担当する機会をいただいたので、自分の専門分野のひとつであるグラフィックデザインについて簡単に書いてみたいと思います。 最近、年に数回ですが展覧会に関係する仕事に携わらせてもらうことが多くなりました。例えば美術館や博物館のような会場での展覧会もあれば、一番町ロビーで開催されるような小規模のイベントもあります。たいていの場合は、コンペティションで選ばれるのではなく、指名してもらうことが多いです。例えば美術館・博物館の学芸員からだったり、イベンターの担当者からだったりします。審美眼のある方々から、ある意味こちらを信頼してもらった上で依頼していただいていると感じているので、それは・・・・・・・・・・

終戦後の開戦 -占守島の戦いと指揮官-

VOL.007 木戸 博(情報通信工学科) [2016.01.15]

正月休みから,浅田次郎の小説「終わらざる夏」を読み返しています.実際に起きた占守島での戦いをモチーフにした上下巻900ページに及ぶ大作です.5年ほど前に読んだときは周辺知識が不足していて,ところどころ理解できない箇所があり,消化不良の感が残りました.その後,複数の関連するノンフィクションを読み,戦いの背景なども理解できるようになったので,あらためて読み直しを始めました.おそらく,私同様,多くの方々が占守島の戦いをご存じないと思いますので,今回,簡単に紹介させて頂きます. 占守島(しゅむしゅとう)の戦いは,昭和20年8月17日23時頃,日本の第5方面軍が守る占守島にソ連軍が奇襲上陸することから始まります.戦争が終わった後に火蓋が切られた戦いです.終戦に乗じて火事場泥棒のように日本の領土を奪わんと国境の島に攻め入ってきたソ連軍を日本軍が・・・・・・・・・・

興味と仕事

VOL.005 佐藤 篤(環境エネルギー学科) [2015.12.16]

みなさん、こんにちは。環境エネルギー学科の佐藤 篤です。私は、電磁気学や電気回路などの電気系科目、そして、アルゴリズムなどの情報系科目を教えています。専門はレーザー工学で、環境計測やエネルギー生成に応用することを目的としたレーザー光源の研究をしています。 私の研究では、レーザー装置を作ることが主な仕事になります。もちろん、研究なので、誰かに作れと言われて作っているわけではなく、自分で興味があるから作っているわけです。実験をしていると時々、「自分はどうして、レーザーが好きなんだろう?」と思うことがあります。 過去を・・・・・・・・・・

ヒトを知る面白さと、ヒトを知らなくてはならない学問

Vol.004 佐藤 飛鳥 (経営コミュニケーション学科) [2015.11.27]

あなたは生まれた土地を離れたことがありますか?私は岐阜県の多治見市(日本の最高気温記録を争う地域)出身で、学生時代は金沢、本学赴任とともに仙台へと、北上を続けて仙台では7年が過ぎ、その地方ごとの「ヒト」の違いを感じてきました。学生時代にはアメリカに調査に行ったり、ドイツやオーストリア方面の旅行に行ったり、文部科学省関連の仕事をしていた時には東京と金沢を行ったり来たりして、石川県内の企業や学術機関を回ってインタビューもして、様々な土地のヒトと関わるたびに新たな発見がありました。 未だにゼミの時間に学生が口走る本音の言葉、方言が理解できないことが度々あり、その都度学生に「今のどういう意味なの?」と尋ね、教えてもらって盛り上がります。それは脱線のように見えて、「ヒト」を知る重要なプロセスです。研究室のテーマはマーケティング論と人的資源管理論で、両者は全く・・・・・・・・・・

政治を教えることは難しい

Vol.003 片山 文雄 (教職課程センター) [2015.11.16]

政治を教えることは難しい。 ここ工大で、2年生向けの政治学の講義をするたびに、そう思います。 どんな科目も上手に教えることは至難の業だ、ということは分かっているつもりです。しかし、技術や能力ではうまく対処できない、独自の難しさが、政治学にはあると思うのです。 僕らの生活を守るために法律をつくったり、法律にもとづいていろいろなサーヴィスを提供したりすることが政治です。その本質は、・・・・・・・・・・

わたしの「ふるさと」

Vol.002 石井 敏 (建築学科) [2015.10.30]

わたしは建築学科で各種施設建物の計画論(建築計画学)を教えています。特に、身体が弱い方々、サポートが必要な方々のための施設や住宅、それを支える制度やソフトのあり方を研究しています。研究を通して、またその成果の社会への発信を通して、より豊かな社会や暮らしの実現に貢献したいと思っています。 さて、話は変わります。 先日、出身地元の友人から言われたひとこと。「あなたは、いくつもなじみの場所があっていいね。私は自分が生まれ育った街しか知らないよ」 「そうか…」と思い・・・・・・・・・・

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最終更新日 2016年04月15日